もうすぐ夏も終わり。
8月も後半になると、手帳好きはそわそわしてくるはずだ。
2023年の手帳&ノート選びに向けて、今年は結構大規模な会議を開催している(大規模といっても、主催も参加もひとり・笑)。
なぜかというと、手帳やノートのデジタル化もふくめ、再考したくなったからだ。
この記事では、手帳でスケジュールやタスクを管理しているけれど、そろそろデジタルも取り入れたほうがいいのかな?と思っている人の参考になるように書いてみたい。
現行の手帳スタイル
会社員時代は、ウィークリーバーチカルをガッツリ使っていた私。
仕事用と私用とを分けていたので、私用のほうにもいろんな手帳を使ってきた。
だが在宅のフリーランスになると生活も大きく変わって、いろいろと勝手が違い、ここ数年は(楽しく)試行錯誤してきた。
スケジュールはスマホで管理
Google calendarを「ビジネスカレンダー」というアプリに同期して使っている。
Google calendarのアカウントをいくつか持っているので、表示させるカレンダーを選べるのはとても便利だ。
外出などの予定用、仕事のアポ用、タスク管理用などを別々に作り、必要に応じて表示させている。
同時に表示させれば空き時間も一目瞭然。
リマインダーもGoogle Keepなどを使っているが、リマインダーはやはりデジタルは便利だと思う。
特に私が併用しているバレットジャーナルは、近未来のページが確定していないタイプの手帳なので(近未来のタスクはマンスリーログやフューチャーログにまとめ書きするため)、デジタルのリマインダーはありがたい。
紙の手帳ではなく、Google calendarを使う理由は、スマホとPCやタブレットで同期できること。
スマホはとりあえずどこでにも持っていくので、これさえあればすべての予定が分かるという状態にしている。
毎日のタスクはバレットジャーナルで管理
2020年秋にバレットジャーナルを試して、なかなか良かったので、そのまま続行中だ。
ただし、かなり自分流にアレンジしている。
タスクは仕事とかプライベートとかは分けずに、とりあえずその日すべきことを書き出す。
実は2021年上半期は、富士通の電子ノート、クアデルノ(Quaderno)でバレットジャーナルを試みた。
これについてはまた別の記事に書く予定だが、結論を言えば、クアデルノでのバレットジャーナルは私には向いていなかった(クアデルノは別の使い道で重宝している)。
結局、紙ベースでのバレットジャーナルに戻った。
なお、スケジュールは基本的にバレットジャーナルのノートでは管理していない。
だいたいのことは書くが、予定ができたらまずスマホに入れる。
そのルールで運用すると、ブッキングや漏れがない。
ノートは、LABCLIP(ラボクリップ)というメーカーのスリムノートという16×9cmくらいのリングノート(160P)を愛用中。
今のものは、去年の8月半ばから使い始めて、おそらく今月末までに終わるので、ちょうど1年使うことができた。
仕事の進捗はガントチャートで管理
これもかなり試行錯誤したところで、未だに道半ば。
会社員時代はバーチカルでスケジュール&タスク管理をし、進捗は別に一表を作っていた。
他人にも配ったりして、誰かと共有する必要もあったからだ。
今は誰とも共有しないので、ガントチャート系の手帳で管理している。
2021年はミドリのミニマルダイアリー(プロジェクトプランナー)。
私は昔から横に伸びるガントチャートに書き込むのがとてもヘタで、何ならウィークリーレフト式の手帳の時間軸に書き込むのも苦手。
どうも横に線を引っ張るのが苦手らしい。
ミニマルダイアリーは珍しく縦型のガントチャートなので、とてもラクに線を引くことができ、またマス目が横長なので、その内容も余裕をもって書けた。
とても気に入っていたのだが、なんと、2022年版は出なかった(もしかして、喜んで使っていたのは私だけだったのか…)。
仕方なく、それから半年ほど何となく進捗を書かずに過ごしたが、そういうわけにもいかなくなったので、今はypadを使っている。
ypadは2020年末に数ページ使って挫折したものの続きを、また使い始めた。
ypadは、ガントチャートが縦型なのは好みだし、B5を2枚横に見開くメモページがとても良い。
横開きのため、PCの前に広げても苦にならず、マインドマップ的なものなどものびのびと描ける感じ。
それこそ、この手帳会議の議事録も書いている(笑)。
でも残念ながら、私にはやっぱりマス目が小さい。
それこそ開発者の寄藤さんのような、小さく整った字が書ける人向きだと思う。
なので年明けからは、やはり別のものを何か使いたいと考えている。
仕事のログ(業務日誌)はデイリー手帳で管理
仕事のログは、上記の進捗とは別に、単純に記録のみを残すために1日1ページの手帳に書いている。
予定も目標も一切書かないし、自分の気持ち・振り返りなども書かない。
やったことと起こったことのみ。
使っているのは、ダイゴーのisshoni.というやはり横開きのデイリープランナー。
2021年はEditの1日1ページを使ったが、B6サイズは用途に対して紙面が広すぎてもったいない気がしたので、2022年はisshoni.の小さいほうにした。
およそ以上のような手帳の使い方だが、このほかに各種ノートや日記帳を使っている。
全部で13冊ほどになるので、それらの使い道をもう一度考え、デジタル化したほうがいいものはそうしていこうというのが、今年の会議の趣旨となる。
デジタル化の判断基準
では、「どうやってデジタル化するものを選んでいくのか?」という判断基準が必要になってくる。
その大事なポイントは2つあると考える。
- 情報の種類
- 必要な仕様
情報の種類
まずひとつめのポイントは、情報自体の運用方法とその期間の違い。
記入した情報をどのように活用していきたいかということだが、簡単に分類するなら短期・中期・長期に分かれると思う。
- 短期:日々流れていってよいもの
- 中期:ある時期が過ぎたら不要になるもの(実行したら不要になる情報など)
- 長期:ためていきたいもの、あとで振り返り(参照)したいもの
つまり、どれくらいの期間ためて活用したいのか?
例えばバレットジャーナルの毎日のタスクなどは短期にあたり、カスタムコレクションなどは中~長期にあたる。
また、日記も長期的にためていきたい情報になるだろう。
では、それらの情報を、
- どのように書き込みたいのか?
- どのようにためていきたいのか?
を考えるのが、2つ目のポイントになる。
必要な仕様
必要な仕様とは、そのアイテムのUI、使い勝手と考えてみるとよいと思う。
まず、紙とデジタルのメリット・デメリットを考えてみたい。
なお、ここでいうデジタル化は電子ペーパー的なガジェットを意味する。
私にとって、メモ類は手書きが必須条件だからだ。
ipadなどは持っていないので、主にはクアデルノだが、Wacomのバンブースレート(Bamboo Slate)も検討対象とした(絶賛宝の持ち腐れ中w)。
紙のメリット
- さっと開いて、さっと書ける(立ち上げたり、入力したりする手間がない)
- 追記できる
- 書いたものをパラパラと見渡せる
紙のデメリット
- 何冊も使い分けるとかさばる
- 古くなったノートはなかなか見なくなる(情報の死蔵)
- 保管スペースをとる
- 検索しにくい
デジタルのメリット
- 1つの端末にいろんなジャンルの情報をまとめられる(使い分け不要)
- 同じ場所にためていけるので、長期保存に向く(情報が死蔵されにくい)
- 保管スペースをとらない
- 検索が簡単
デジタルのデメリット
- 起動・入力の手間(さっと書けない)
- パラパラとめくったり、見渡したりしにくい
- 追記が難しいことも(クアデルノはOK)
- データ管理はしっかりとする必要がある(紙ノートはほったらかしでもOK)
つまり、
- 書く
- ためる
という視点でみたときに、紙のほうが「書く」には便利で、デジタルのほうは「ためる」のに便利な傾向があるのがわかる。
なお、ためたあとは、明確な単語で検索をヒットさせるならデジタルが圧倒的に優位だが、感覚的・直感的に眺めるという点では、紙のほうが便利かもしれない。
これらの2つのポイントを抑えながら、日々自分が手帳やノートを使う事柄を、どう書いて、どう残す必要があるのか?ということを考えればいい。
まとめると、
- 自分がその情報をどう運用・活用したいか?
- それが便利に実現するアイテム(使いやすいアイテム)は何か?
を考えて選ぶということになる。
次回はバレットジャーナルと業務ログについての検討を書きたい。
スポンサーリンク
にほんブログ村
コメント