最近は、情報を書き連ねるばかりでなく、整理もしたいという欲がわいてきて、手帳会議2023でもシステム手帳がとうとう出てきた。
リングノートが大人気のロルバーンも、ページを差し替えられる「ロルバーンフレキシブル」というシリーズを出している。
書きやすく、かつページを入れ替えられる
ロルバーンフレキシブルは、システム手帳というよりは、あくまで中身が入れ替えられるノート。
ページが差しかえできるノートは、以前クオバディスのバーチカル手帳タイムアンドライフで、メモリーフが入れ替えられるという仕組みを知って便利だなと思っていたし、ファイロファックスにも同様のノートがある。
最近、デルフォニクスがなぜかピンクとネイビーのフレキシブルだけ50%オフにしていたので、目的はなかったが、とりあえずLとA5を1冊ずつ買ってみた。
ネットや店頭で見る限り、イマイチ使い道を思いつかなかったので手を出さずにいたのだが、半額なら物は試しとポチリ。
見た目はロルバーンだが、リングが上下に4つずつしかないので、ふつうのロルバーンより圧倒的に書きやすい。
ページも簡単に入れ替えられて「最高じゃん!」と思ったが、いまだに何に使って良いのかわからない。
実物を使ってみたら何か用途を思いつくかな?と思って買ってみたのに、やっぱり思いつかないw
ロルバーンフレキシブルのデメリット
メモをとるようなもので、ページが入れ替えられるものといえば、
- 紙自体に切れ込みが入ったリングノート(フレキシブル)
- ルーズリーフ
- システム手帳
あたりになると思う。
ページが差し替えられるということは、基本的には長期的な使用に向くはずだ。
順番を後で変更できるというのはとても便利で、情報をためつつ整理していける。
となると、母艦手帳や母艦ファイルのような使い方を思いつくが、そうなると汎用性が必要になってくる。
あくまで私の場合だが、(A4の)コピー用紙をうまく綴じられるというのを汎用性の目安のひとつにしている。
手許にノートや手帳がないとき、ぱっと書きつけるものとしてコピー用紙があげられるからだ。
残念ながら、そういう意味ではフレキシブルは汎用性がない。
カスタマイズできるといっても、あくまで専用のリフィルがいろいろ使えるというだけで、それ以上の広がりがない。
ルーズリーフやシステム手帳は、専用のパンチで穴をあけ、コピー用紙も綴じられるが、フレキシブルはそれができない(ロルバーン専用のパンチを売り出したら、結構ニーズがありそう)。
そうなると、何でもかんでも綴じられる母艦のような使い方はできないということだ。
また、長期に使うとなると、着脱するたびにリフィルの穴が弱くなってくるのは明らかなので、そういう意味でも向かないのかもしれない。
紙はふつうのロルバーンよりしっかりしているのだが。
では、比較的短期間の使用で、ページが入れ替えられると便利な用途は何か?
それを考えてみた。
ロルバーンフレキシブルの活用アイデア
バレットジャーナル
いろんなページが錯綜しがちなバレットジャーナルも、入れ替えられればかなり便利になる。
ただし、インデックスは使えなくはなるが…。
Todoリストのリフィルを一緒に使うと、便利そうだ。
バレットジャーナルは基本的にはA5推奨のようなので、A5はちょうどよいだろうし、もっと小さくていい人はLだってけっこうたっぷり書けると思う。
ただ、私自身は外に連れていくバレットジャーナルはコンパクトであることにかなりこだわっているので、Lでも大きい。
もしロルバーンスリムでフレキシブルが出たら、買いそうな気がする。
大学などの授業ノート
ノートはフレキシブル1冊だけを持っていき、あとで教科ごとに順番を入れ替えるだけ。
はるか昔、学生だった頃はルーズリーフを愛用していたので、当然その利用法を思いついた。
ルーズリーフとの違いは、着脱がより簡単なことと、バインダーにつけたままでも書きやすいこと。
フレキシブルは、あくまでリングノートのノリで書けるのが良い。
というか、フレキシブルは基本的にリングノートなのだと思う。
大学の授業ノートは、卒業したら使うことはないと思うので、あまり神経質にならずに使えるだろう。
私の場合、勉強ノートはかなり長期にわたって頻繁に差し替えたり見返したりするので、多分フレキシブルだと合わないような気がしている。
仕事の打ち合わせノート
これもとりあえず新しいページに書きつけて、あとで案件ごとに並べ替えることができる。
ルーズリーフを持ち歩くよりかさばらないし、何よりぱっと見はバインダーではなくノートなのでスマートだ。
スケジュールのリフィルもあるので、手帳とメモ帳を兼ねられて一石二鳥。
また仕事の打ち合わせノートも、基本的にはそのプロジェクトが終われば不要になるので、数十年単位の長期的な使い方は考えなくてよい。
これは結構良い活用方法なのではないか?
ただ、私の場合は、今はもう打合せ自体があまりないし、あってもクアデルノを使っているので、打合せノート自体が不要なのだ…。
アイデア帳
とにかく新しいページに急いで書きつけて、あとで順番を入れ替える。
これが効くのはやはりアイデア帳だと思う。
アイデアが浮かんだ時、何に書こうか…などと迷っていると、アイデアがふわっと霧散してしまうことがある(笑)。
これからアイデア帳を始める人には、とりあえずこれに書くということにしておくという使い方がお勧めかもしれない。
私の場合は、すでにあるアイデア帳と統合したり、出先で妙な紙に書いてしまったり、手持ちのバレットジャーナル用のノートに書いたりしたものを全部集められるようにしたいから、やはりフレキシブルは使おうとは思わない。
つまり、アイデアいつをどんな紙に書いてしまうか自分でも予測がつかないので(笑)、母艦的に使うバインダーは、汎用性が必要になる。
例えば、たまたまA5フレキシブルに書いたものに6穴を開けて母艦のシステム手帳にとじる…などというのはアリだと思うが、最初からそういうフローにする意味はない。
というわけで、私にとってはアイデア帳使いもなし。
家事ノート
これは結構いいかも?と思っている活用法。
家事ノート(ハウスキーピングノート)は、仕事でもプライベートでもなく、とりあえず家事・生活全般に関することは全部書いておく備忘録。
以下のようなものを書いておくと便利だ。
- 贈り物の記録(贈った・もらった)
- 部屋や家具の寸法
- クリーニングの記録
- 収納の記録(あまり使わないものをどこにしまっているかなど)
記録のほか、計画も書いておくと良い。
綴じノートとちがい、計画が完了すればページを処分することもできる。
- ゴミ捨て計画
- 模様替え計画
- 引っ越しの計画
- ローンの返済計画
上記はほんの一例で、つまり家に関することは全部書いておくということ。
ということは、あらゆるジャンルのことが発生するので、ページの順番が入れ替えられるというのは、かなり便利なのではないだろうか?
家事ノートは、基本的には長期にわたって情報を利用できるようにして、必要な時に引っ張り出して書き込んだり確認したりするものになる。
長期保存するタイプの記録も含まれるが、家計簿のように毎日使うようなノートではないし、また持ち出すこともない。
フレキシブルのような仕様のノートは、あまりページを差し返しすぎると紙の穴が弱くなりそうなので、たまにしか使わないのであればよいかもしれない。
あくまでリングノートの上位モデル?
ただし、フレキシブルは汎用性というか、互換性もないので、万一フレキシブルが製造終了したときは?ということもある(考えすぎ?)。
というのも、今回2色をいきなり半額セールにしていたので、何かあるのかな?と思ってしまった(笑)。
この記事を書いていて思ったのだが、そもそもルーズリーフやシステム手帳と同じように考えるからいけないのかもしれない。
フレキシブルはあくまでリングノートで、それに差し替え機能をプラスした、ふつうのロルバーンの上位モデルみたいな感じで捉えるとよいのかも。
となると…
- リングノートに書くと便利な用途は何か?
- ページが差し替えられると便利な用途は何か?
と考えてみることができる。
ちなみに、フレキシブルはふつうのリングノートの利点である「表紙を360度裏に回す」ということができない(それができるモデルもある)。
使い道が思い浮かばないものを買って、無理やり使おうとするのは何だか本末転倒なので、もう少し寝かせようかな…。
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