2020年の秋から続けているバレットジャーナル。
もう3年半ほど経つが、まだまだ試行錯誤が続いている。
それでも、そのときの自分の生活や仕事に合わせて柔軟に使える手帳術(ノート術)なので、とても重宝している。
今回は、バレットジャーナルを3年半続けて感じたメリットを4つ書いてみたい。
個人的に感じるBujoの4つのメリット
私が今現在、感じているバレットジャーナルのメリットは主に4つある。
- デイリーログが思わぬところで後々重宝する
- 今するべきことに集中できる
- 日々の母艦として使える
- 自分を客観的に見ることができる
デイリーログが思わぬところで後々重宝する
書いたときは大して重要でないメモが、あとで役に立つことが結構ある。
ただ、いろんなメモ帳やノートに書きつけていると、それがどこにあるか探すのにも苦労するが、バレットジャーナルは、とりあえずそのノートさえ見ればよい。
確定申告にデイリーログが大活躍
先日の確定申告のときにつくづく感じたメリットがこれ。
例えば、謎の郵便局レシートが出てきたとしよう。
切手代とあるが、何を送ったのかまったく思い出せない。
そのときに、その日付のデイリーログを見ると、「通販で買った商品の返品を郵便局から送った」ことが判明し、「経費じゃないじゃん!!」とわかる(笑)。
とにかくズボラ人間が溜めたレシートの記憶をたどるのにものすごく重宝するのだ。
私は日記にすべて書くわけではないし、そもそも日記も毎日は書かない。
特に忙しい日は日記は書けないことも多い。
でも、忙しい時こそ手帳は書くわけで。
仕事の業務日誌は別途付けているが、それを補完してくれるのがバレットジャーナルだった。
基本的に仕事も生活も何でも書きつけているからだ。
以前は、必要なところだけ書き写したら捨ててもいいんじゃない?くらいに考えていたが、ひとりで仕事をする身には、こんなに重宝するんだなと思ったので、とりあえずこれまでのバレットジャーナルは保管している。
健康ログも重宝
私は健康ノートを別でつけていて、何か大きめの体調不良があったり、異変があったりするとそれにまとめる。
数年後も振り返られるようにしておくとかなり便利だ。
ところが、体調が悪い時ほど、そのノートに書けないので、あとでまとめて書こうとして忘れることもある。
でも、バレットジャーナルのデイリーページにひとこと体調の件を書いておくだけで、あとでそれをたどってまとめることができる。
バレットジャーナルを開かない日は、よほど高熱で寝込んでいるとか、そういう日だけだからだ。
どんなに薄い墨でも最高の記憶力に勝る
中国のことわざ、『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
これは、ライダー・キャロル氏の『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』にのっていた中国のことわざで、私のお気に入りなのだが、年々記憶力が怪しくなっている昨今、本当にそのとおりだなと感じる。
今すべきことに集中できる
これはキャロル氏の哲学のひとつだと思うが、今すべきことに集中するのは本当に大切なことだ。
デイリーログでは、今日すべきことに集中できるし、ウィークリーログでは今週すべきことに集中できるようになった。
また前提としてプランニングと振り返りもするので、すべきことをしていなかったという作業漏れが簡単に防げるようになったと思う。
以前からそんなに漏れていたわけではないが(笑)、でも、そこにあまりエネルギーを注がなくてよくなった。
日々の母艦として使える
何でもこれに書いておけばいいというのは、精神的にとてもラクだ。
以前は、用途ごとにノートを分けていて(今もそれなりにわけているが)、その場にノートがないから結局書くべきことを書かなかったとか、どのノートに書くか迷ったあげくしっくりこないノートに書いてしまったとか、つまらない迷いに振り回されていた。
バレットジャーナルを始めてからは、何か思いついたら今使っているバレットジャーナルにとりあえず書いておけるので、とても便利だ。
その情報をあとでしかるべきところに移すかどうかは、また判断すればよい。
私の場合スケジュールはデジタル管理なので、バレットジャーナルはタスク管理兼雑記帳だ。
つまり、アウトプットや頭の整理をすることが多い。
急にあれについて考えたい!みたいなときでも、そのまま新しいページに書くだけというシンプルさのおかげで、またそこに余計なエネルギーを使わずに済んでいると思う。
自分を客観的に見ることができる
デイリーログにしても、コレクションページにしても、基本的にバレットジャーナルは時系列のノート術だ。
なので、過去のバレットジャーナルを読み返すと、ちょっとした自分史のような感じになっている。
「このときはこんなことを考えていた」「こんなことに悩んでいた」ということが一目瞭然。
ここ数週間を振り返るだけで、今の自分を客観的に見ることもできる。
日記のように、未来に残すためにきちんとまとめられた文章ではなく、必要に応じていろいろ書きつけたものが生々しい証拠になるので、これはこれで面白いと思う。
ちなみに、このバレットジャーナルの分析結果として、私は掃除や片付けをやたらと先送りしがちなことが判明している(笑)。
まずはなるべく原典に忠実な運用から
というわけで、今回は最近感じているバレットジャーナルのメリットを4つ挙げてみた。
私の場合は、まずキャロル氏の原典『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』をさらっと読んで我流ではじめ、その後もう一度読み直して原典にもっと忠実にするようになり、そこからまた自分に合う方法に改良している。
今度は、原典を理解した上での我流なので、守破離の破だ。
もしバレットジャーナルに興味を持ったり、運用がうまくいかないと感じていたりするなら、まずは『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』を読んで、著者の「考え方」を理解するとよいのではないかと思う(YouTubeなどでよくみられる、各ページの書き方などは、あくまで表面的な部分にすぎない)。
自分なりのメリットを感じ始めると、バレットジャーナルはとても楽しく、ラクな手帳術・ノート術になる。

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