手帳会議2023(4)ビジネスアイデア帳

フリーランスが、仕事やプライベートで使う手帳・ノートを、デジタル化も含めて検討するひとり会議。

今使っている手帳・ノートは、下記の13種類だ(名称は適当)。

  1. バレットジャーナル
  2. 業務日誌(仕事のログ管理)
  3. 仕事の進捗ノート
  4. ビジネスノート
  5. ビジネスのアイデア帳
  6. 顧客&打合せノート
  7. 金銭出納帳
  8. 勉強用ノート
  9. こころノート
  10. 日記
  11. 体調ノート
  12. 睡眠メモ
  13. パートタイム用ノート

前回は、仕事の進捗ノート、ビジネスノートについて書いた。

今回は、ビジネスのアイデア帳(アイデアノート)について書いてみたい。

これは今、新しい形を模索中なので、モヤモヤを述べてみる。

ビジネスのアイデア帳

起業後に、ビジネスノートから分散させたノート。

本業はもちろんのこと、このNotenautsのようなほぼ趣味のような副業も含め(副業のような趣味?)、ビジネスにつながるかもしれないアイデアは全部これに集約する。

例えば、出先で何かアイデアが浮かんだらとりあえずメモ帳やスマホなどにメモをしておいて、帰宅後にこのノートに書き込むようにしている。

以前はそのときどきに使っているノートや手帳に書いていたが、やはり1冊に集約させるのが一番良い。

というのも、アイデアは、しばらく寝かせておくとまた続きのアイデアがでてくるし、別の日に書いた関係のないアイデアも一緒にパラパラと見ていると、何やら予想の斜め上を行く第3のアイデアが生まれることもあるからだ。

つまり、振り返るというのが意外と大事だということ。

それなりの期間ためていき、見直したい

また、情報としては中~長期的なものだと考えている。

基本的には、実現したら、別に残しておく必要はない。

ただし、書いた翌日に実行したものもあるが、生きているうちに実現できるかどうかもわからないアイデアもある(笑)。

なので、必要な仕様としては、

  • アイデアが浮かんだ時にパッと書き込みたい
  • たくさん追記したい
  • 一か所にためたい
  • 書いたものを全部パラパラ眺めたい

ということになる。

今は、B6サイズの綴じノートに時系列に書いている。

アイデアが出てきたときは、それがたとえ1行や一言だけでも書き、もし次に別のアイデアが浮かんだら、必ずページを改めるというルール。

後日、同じアイデアの続きが浮かんだら、ページの余白に足していき、紙面が足らなくなったら、新しいページに書く。

以前に書いたものもよくパラパラ眺めていて、またふわっと浮かんだひと言アイデアを書き込んだりもしている。

なので、この眺めるという行為がかなり大事だ。

眺めることで、アイデアは育つ。

以前、方眼のレポートパッドにアイデアを書いてみた時期があった。

書いたらちぎってファイリングすればいいし、常に新しいページに書けると思ったからだ。

ところが、書きながら以前のページを見ることがないので、完全に新規のアイデアを出すときは良いのだが、アイデアを育てるのには何だか不向きだなと感じた。

アイデアを育てるには、とじたものを見返す必要がある。

しかも見返しながら、書き込める状態がいい。

ということは、ためるといっても、パイプファイルのような保管優先の形状はあまり良くない。

綴じノートのアイデア帳の最大のデメリット

現在使っているのはEdit(エディット)の方眼ノート(B6)で、240Pもあるのにコンパクトで紙質も書きやすいし、表紙の質感もお気に入りだ。

外出先などにも気軽に持っていけるサイズだし、私は読書中やネットサーフィン中もアイデアがでてくることが多いため、そういう時も手の届く場所に置いている。

とても使いやすいのだが、だんだん情報がたまってくると、1つだけ難点が。

いろんなジャンルやプロジェクトのアイデアを1冊に集約しているため、あるひとつのジャンル・プロジェクトのアイデアを抜き出してみるのに、探す必要があるということだ(もちろん、インデックスは作ってある)。

例えばP30に書いたアイデアの続きを後日思いついたときに、そのページに余白がなければ、一番新しいページに書くしかないので、P53に飛んでいたりする。

もしこれを解消するとしたら、ルーズリーフ形式でページが入れ替えられるものか、情報カードのようにばらばらにできるものになるだろう。

前回ビジネスノート用に挙げたシステム手帳、ファイロファクスのクリップブックは、200枚ほどリフィルを収納できるらしい。

システム手帳はリングが重いし、かさばるから持ち歩きたくないとこれまでは敬遠していたのだが、クリップブックはかなり軽いし、情報をためる場所にする分にはいいのでは?と思う。

またクリップブックは、システム手帳の書きにくさを解消した仕様になっているので、そのまま書き込んでもよさそうだ。

A5なら、手許にそれがなくても例えばA4のコピー用紙に書いておいてあとでとじることも可能だ。

他に検討しているのは、

  • ロルバーンのフレキシブル
  • キングジムのテフレーヌ

これらはシステム手帳というよりはページの差し替えができるリングノートという位置づけ。

ただ、収容枚数が少ないので、あくまで持ち運び用なのかもしれない(バインダーもあるにはある)。

B5横型ノートの一覧性にハマる

また、差し替えができるノートに、リヒトのツイストノートのHirakunoというシリーズに気になるものがある。

なんと、A5またはB5の横型があるのだ。
しかも、リングには70枚までとじられるらしい。

特にB5横型ノートは、アイデアを出すのにはかなり良い。

ここでいうB5横型というのは、B5の長辺をとじたノートを横にしたものではなく、短辺をとじたものだ。

つまり、B4サイズと同じ面積ながら、横に長い。

これがPC前に開くのにちょうどよく、キーボードやPCをよけなくても、そのまま出しておくことができる。

もちろん、A5やB6の横型も便利なのだが、アイデアを書き連ねるには紙面は大きいほうが良い。

今使っているEditがB6(見開きB5)なので、Editを横に2冊並べたのと同じことになる。

この便利さに気づいたのは、ypadの方眼ページだ(ypadはB5に近い)。

綴じ手帳のypadを広げて、左側のページから見開きでいろいろ書くと、かなりの量を書きこめる。

Editなら4ページ分を一気に見渡すことができるので、かなりの使いやすさを感じている。

広さが欲しいなら、A4のほうがいいのでは?と思うかもしれないが、A4横型のノートはちょっと横に広すぎるし、かといって、A4横のパッドではちょっと狭い。

今のところ、B5×2の横型が何となくしっくりくるのだ。

だが、ここでひとつ葛藤が。

保管するときにA規格とB規格が一緒になるのは少し気持ち悪い。

これまでEditに書きためたアイデアはスキャンして、A4で出力するなどすれば、A規格でとじることができる(もちろんデジタル保存と順番を入れ替えるためにスキャンする)。

だがB5横で書いたものをまたいちいちスキャンする…??

デジタルノートを使うデジタル化

一方、もしデジタル化するとしたら、電子ノートのクアデルノのなかに、ジャンルごと・プロジェクトごとのノートを作り、それに新規ノートを追加していけば、探し回らずに済むとも考えた。

ただ、パラパラめくるという作業は、クアデルノはまだ得意ではないと思う(動きがもっさりしているため。スマホやipadのようにさくさく動かない)。

それに、アイデア帳は本来、長く残すことよりも実行することが目的なので、紙で良いのでは?とも考えている。

とはいえ、もし紙ベースを続行するとしても、デジタルのメリットもある。

今後アイデア帳が何冊にもなったときに考えられるのが、今使っているアイデア帳は常に手元にあるかもしれないが、それより前のものはどこかに保管するだろうということだ。

先述のように、過去のアイデア帳をスキャンしてPDF化し、クアデルノのなかに入れておけば(=クラウドに保管しておけば)、PCやスマホ、クアデルノがあればいつでもそれを見られる。

またスキャ二ングの際にOCRがかけられるようにしておけば検索もある程度できるかもしれない。

PDFの順番を入れ替えれば、案件ごとかつ時系列にも並べられるかもしれない。

…なんだか良いこと尽くめに思えてきた。

スキャンの手間さえ考えなければ(笑)。

デジタルペンを使うデジタル化

そして、もう少し予算をかけられれば、手間も省ける。

スマートペンを使うのだ。

Neo sumartpen(ネオスマートペン)というペンは、Ncodeが印刷された専用ノートに書くだけでそのままデジタル化、保存してくれる。
もちろん、紙ベースでも手元に残る。

紙自体に位置情報があるから、追記してもOK(ここがバンブースレートと違う)。

書いたものは当然テキストとして検索もできる(認識されればだが…)。

ペン自体が約16,000円、ノートが数百円~数千円なので、20,000円くらいの予算で、今後書いたアイデアを自分でスキャンするという手間が省ける。

専用ノートはいろいろあって、モレスキンのようなハードカバー系もあれば、短辺綴じのB5のリングノートもある。

しかもペン先は4C規格が使えるので、ノートは選べないが書き心地は好みのものを選べるということ(それなら断然ジェットストリームプライムの芯が良い)。

そして、クアデルノと違って、万一ペンの電池がなくなっても、ただのペンとしては使えるということ。

紙ノートを消耗してしまう反面、パラパラと眺めるには適しているし、保存は勝手にされるのでそのあたりも心配ない。

綴じノートなので、とりあえず時系列に書いておいて、保存されたものの順番を加工すればいい。

何なら1冊終わったところで、リングをいったん外して整理してもいい。

…いや、これもすごく良いこと尽くめに思えてきた。

先日クラウドファンディングで作られたHannsnote(ハンズノート)というカラーのデジタルノートもいいなあと思って眺めていたのだが、クアデルノといろいろ被る気もするし、眺めるのみにとどまっている。

ネオスマートペンはクアデルノとも住み分けができそうだし、良いかもしれない。

なお同じデジタルでも、バンブースレートのほうは好きな紙に書いたものがデジタル化される画期的なパッドなのだが、いかんせんその仕様上、追記作業にかなり弱い。

書きためて育てていくような情報にはあまり向いていないと思っている。

24時間アイデアをつかむツール

ちなみにバンブースレートやネオスマートペンのように紙に書くタイプにはなく、クアデルノやハンズノートのように、端末の画面に書くタイプにあるメリットとして挙げられるのは、暗いところでも書けること。

夜中に布団のなかでうとうとしていて、とんでもないアイデアが降りてくるときがある。

手探りでペンとノートを掴んで必死で書くのだが、翌朝見ると超古代文明の遺跡から発掘されたような謎の文字の羅列になっていることがある。

しかも時間がたてばたつほど、自分でも解読不能だったりする。

端末の画面が光るのは、そういう場面では使えるのだ。

しかも、クアデルノやハンズノートはバックライトが光らずブルーライトもないので、スマホにメモをするのと比べても、光の刺激で目が覚めてしまうという事態にもなりにくい。

就寝時に神の啓示や夢のお告げをきくタイプの人には、案外この手の端末は役に立つかもしれない(笑)。

システム手帳的にデジタル化?

というわけで、必要な仕様としては、

  • アイデアが浮かんだ時にパッと書き込みたい
  • たくさん追記したい
  • 一か所にためたい
  • 書いたものを全部パラパラ眺めたい

に加え、

  • 書いたものをジャンルごとに整理したい
  • いちいちスキャンしなくても保存したい
  • 広々とした紙面を使いたい

という欲も出てきた。

ジャンルごとの整理はかなり大切だと思っている。

かといって、ジャンルごとにノートを作ると、アイデア同士の化学反応が起きず、これまた斜め上のアイデアが浮かびにくかったりするから、

  • 一か所にまとめられる
  • そのなかでジャンルわけできる

という、まさにシステム手帳的な運用ができるものが良いと思う。

あとはそれにどうデジタルを絡めて便利に使うか?

一番良いのは、ネオスマートペンとルーズリーフ状にばらした専用ノートのような気もしてきた(笑)。

次回は、顧客&打合せノートや勉強用ノートについて書く予定。

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