早いものでもう4月。
2月まではロディアのA6ノートでバレットジャーナルをしていたが、それが終わってしまったので、新しいノートを使い始めた。
モノ・ブレインのBLUE PRINT(ブループリント)というノートだ。
目標達成専用ノート
公式サイトで見てもらえば一目瞭然だが、各ページを貫く窓がひとつある。
つまり、穴の開いた紙をノートとしてとじているという、ちょっと変わった代物だ。
この窓は最初のページと最後のページに通じていて、そこに「達成したい目標」を書く。
毎日このノートを使えば、嫌でも毎日目標が確認できる…というコンセプトだ。
目標は毎日見るほうがいい
私は元旦に目標を立てても、毎日のタスクに追われて、すぐに忘れるトリ頭だ。
もちろん、タスクは目標を細分化したものでもあるのだが、やはり目標そのものを忘れてはいけないと思う。
他に急遽入ってくる仕事も当然あるから、目標は本当に頭から飛んでいきやすい。
なので、毎日仕事を始める前に、Bujoとは別のノートに夢や目標を書くというトリ頭専用ルーティンwを定めているほど。
私はこのノートを見た時に、「これをBujo用ノートとして使えば、毎日何度も書き込むし、持ち歩くし、目標を意識する回数が劇的に増えるな」と思った。
というわけで、実際に使ってみた感想として、良かった点と残念だった点を書いてみたい。
BLUE PRINTの概要
- サイズ:210×128×6mm(A5スリム)
- ページ数:128ページ
- 製本:糸かがり綴じ製本
- 方眼:4mm方眼
良かった点
表紙の色と手触りが良い
表紙と裏表紙のツートンカラーになっているが、カラーリングがとても良く、どれも欲しくなる色合い。
実物も鮮やかな発色で満足だった。
紙は竹尾のサガンGAという紙らしいが、とても手触りが良い(コート紙ではないので、水には注意が必要そうだ)。
180度開くので書きやすい
糸かがり綴じなので、どのページもきれいに開き、書き込みしやすい。
毎日使うノートとしては、ノンストレスで使える。
持ち運びやすいA5スリム
A5の幅を少し狭くしたサイズなので、持ち運びには適している。
サコッシュのような平たいバッグにも気兼ねなく入れておける。
薄い紙を使用していて、厚みもない。
重いノートはどうしても持ち運びがおっくうになってくるが、このノートなら頻繁に持ち運ぶBujo用に使っても大丈夫だった。
毎日目標が目に入る
本来のコンセプトである「目標を常に確認できる」のは確かにバッチリ。
目標を毎回いちいち見るわけではないが、なんとなく視界の隅に入って、無意識に見ている感じだ。
ちょうどパソコンのふちに何かを書いた付箋を貼っておくと、何となく目に入るのと似ている。
これは潜在意識に刷り込まれそうな予感もするので(笑)、目標は過去形で書いてみた。
目標へのタスクが確認しやすい
とはいえ、達成したいことを頭に刷り込むのも大事だが、「具体的に何をすべきだっけ?」も常に確認しておきたい。
このノートは、最初と最後のページに達成までのスケジュールとタスクをそれぞれ書き込めるようになっているので、その点もいちいち他のページを探さなくてもすぐに確認できる。
残念だった点
紙が裏抜けしてしまう
本文用紙は上質紙(55kg)とのことだが、残念ながら、マーカーや万年筆など、インクが多めに出る筆記具は裏抜けする。
ロディアは紙がしっかりしているので、万年筆(パイロットのカクノ)を使っても、まったく問題なかった。
本当は今回もカクノを使いたかったが断念し、ジェットストリームエッジを使うことにした。
ペンの裏抜け検証
手持ちのペンで裏抜けの検証をしてみる。
下の2枚の写真は、筆記したページとのその裏のページ。
番号は以下の通り。
- ゼブラ マイルドライナー(マイルドグレー)
- ゼブラ マイルドライナー(マイルドゴールド)
- プラチナ プレピー(細字/極細)※赤線は細字
- パイロット カクノ(極細)
- ステッドラー テキストサーファーゲル
- パイロット フリクションライトマーカー
- 呉竹 クリーンカラードット
- ぺんてる プラマン
- パイロット フリクション
- パイロット ジュース/ジュースアップ
- COLOPの日付スタンプ
私がよく使うマイルドライナーとカクノ、コロップのスタンプが一番裏抜けするという残念な結果に…。
検証をせずにいきなりカクノで書いたらどんどん裏抜けしてしまい、とてもじゃないがこれでは書き続けられないということになった(あまり裏抜けを気にしないほうだが、それでも気になるレベル)。
プレピーは意外と大丈夫だが、赤線を見るとわかるように、力が入るところはやはり抜ける。
あとはプラマン、クリーンカラードットの丸いマーカーのほうは抜ける。
つまり、インクが多く出がちな水性系が危ない。
あと意外と修正テープも裏に透ける。
なお、ジェットストリームは、エッジ(0.28)、0.38、またプライム用の芯で筆記してもいずれも問題なかった。
基本的に油性ボールペン系は大丈夫なのかもしれない。
実際の筆記面積が狭い
本文の筆記スペースとしては、窓の下に132×96mmの方眼スペースがある。
ちなみにこれまで使っていたロディアのA6ノートは、148×105mm。
つまり、A5スリムだが、ほぼA6ノートを使っているのとあまり変わらない感覚だ。
私の場合はたまたまA6ノートからの移行なので、あまり違和感なく使っているが、A5やA5スリムなどからこのノートに変更すると、「狭い」と感じる人もいるかもしれない。
ただ罫線ノートに比べて方眼ノートは自由に筆記しやすい。
ロディアでは罫線だったこともあり、デイリーログは1日1ページで使っていたが、このノートでは、ページ数を定めず使うことにした。
でもだいたい1ページあたり平均2~3日というところ。
3月はデイリーログに12ページ使った。
私の場合は、毎月セットアップに3ページ(スケジュール、タスク、ハビットトラッカー)必要なので、1か月あたり15ページほど必ず消費することになる(コレクションページを除く)。
すでにインデックスその他で使ったページを除いて単純計算すると、8ヶ月分くらいになるが、コレクションページで使うことを考えれば6か月持てば御の字というところ。
ちなみに、方眼自体は4mm方眼で、縦33マス、横24マス。
5マスごとに目盛りが入っているのは何かとありがたい。
方眼は薄いグレーで、筆記の邪魔にはならない。
ちょっと心配なところ
紙に窓(穴)を空けて製本するという、なかなか大変そうな作りのノートなのだが、この窓枠が下辺以外はわりと狭いので、何かにひっかけて破れたりしないだろうか?という懸念はある。
ノートの脆弱性というよりは、私自身のうっかりが心配なだけではあるが。
入手方法は、今のところメーカーサイトのみとなっている。
価格は1冊1,320円。
決して安くはないが、自分で窓を空ける手間を考えれば妥当だろう。
送料はかかるが、2,400円以上で無料なので、2冊買えば送料無料となる。
多色展開しているし、用途別(目標別)にノートを分けて使ってもいいかもしれない。
なお、このノートの手帳版がMakuakeでプロジェクト化されていた。
こちらはブロックマンスリーのページがついているようだ。
というわけで、目標をすぐに忘れるトリ頭にも使いやすい(?)目標達成専用ノート「BLUE PRINT」をレビューしてみた。
このノートを使い終わるころには目標が達成できていればいいのだが。
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