手帳初心者におススメの手帳【キャンパスダイアリー】

手帳を持とうと思うけれど、自分に合う手帳がまだ分からないし、続かないかも…と悩む人もいると思う。

その場合、革のシステム手帳などいきなり高価なものを買うのはあまりおすすめできない。

かといって、ほぼ日手帳のような人気の手帳も数千円するので、もし失敗したら心と財布にそれなりの痛みを伴うことになる。

私が手帳初心者の人にぜひおすすめしたいのが、コクヨのキャンパスダイアリーだ。

いろいろ迷うのであれば、まずはこれを使ってみて、

  • その手帳のフォーマットが合うのかどうか
  • そもそも自分に手帳を書くという行為が必要なのかどうか

などを確かめてほしい。

というのも、キャンパスダイアリーには以下のようなメリットがある。

  • 価格が安い
  • 書きやすい
  • サイズ・フォーマットが豊富
  • 薄くて軽い

以下、キャンパスダイアリーのラインナップ、おススメな点(メリット)と、そしてデメリットのカバー方法、この手帳がお勧めな人について述べてみる。

キャンパスダイアリーのラインナップ

どんなものがあるのか、フォーマットとシリーズを簡単に紹介する。
フォーマットは3種類、シリーズは4種類ある。

フォーマット

マンスリー

カレンダータイプのマンスリーで、月曜始まり。
カレンダーが方眼になったタイプもある。

ウィークリーホリゾンタルレフト

一週間均等のレフトタイプ。

右側のメモ欄は、1日毎に区切ってあるので、左側のスケジュール欄を拡張するかたちで使える。

日記にもつかえそうなフォーマット。

ウィークリーバーチカル

一週間均等のバーチカルタイプ。

6~22時対応だが、上下のラインを使えば、5~25時まで使える。

時間軸の下のメモ欄は、ガントチャート風に使うのもおススメ。

シリーズ

ベーシック

一番シンプルでお手頃なもの。

必要最低限の要素が詰まっているので、おススメ。

見た目も使い心地も大学ノートなので、気負わずに使える。

ソフトリング

リングノートなのに、リングが柔らかくストレスなしで書ける。

カレンダータイプのマンスリーと、イヤープラン、そして方眼メモページがたっぷり121ページついているので、「とりあえずメモをとることがメインだが、たまにカレンダーも欲しい」という人におススメ。

バレットジャーナルにもよさそう。

ビズ

ノートの表紙がむき出しではなく、PVCカバーがついている。

とにかく軽くて薄いまま持ち歩きたい人にはこのままでもいいのでは?

ビジネス手帳にありがちな世界地図や路線図などもなく、必要最小限のページのみ。

ノート多枚数タイプ

逆にノートも一緒にたくさん使いたいという人のためのシリーズ。

マンスリーページに加えメモページが80ページあり、横罫か方眼が選べる。

キャンパスダイアリーのおススメなところ

価格が安い

一番ベーシックなマンスリータイプで400円~と、かなりお手頃。

これは手帳初心者あるあるの、「もし自分に合わなかったら…」という心配がある場合、かなり心強いのではないだろうか?
もし合わない場合、4000円だったら、ちょっとキツイ(笑)。

逆に安いからこそ、全部のフォーマットを買ってそれぞれ試してみるということもできる。

書きやすい

使い心地は基本的に大学ノートなので、何の問題もなし。
ボールペンでも鉛筆でも普通に使える。

またデザイン的にも余計な装飾がなく、せいぜい土日が青と赤なだけで、ごくシンプルなものになっている。
手帳を使い慣れていなくても、紙面をごちゃごちゃさせずに使うことができる。

サイズ・フォーマットが豊富

セミB5、A5、B6、A6と大抵のニーズには合うサイズがそろう。

特殊な変形サイズではなく、ごく一般的なノートのサイズなので、好みのカバーを付けたりするのも簡単。

また、フォーマットもマンスリー、ウォークリーレフト、ウィークリーバーチカルと基本的なものがそろっているので、好きなものを選べる。
ウィークリーは7日間均等というのもポイントが高い。

ただ、以前はA6にもバーチカルがあったのだが、今はA5とセミB5のみになってしまった。残念。

薄くて軽い

これはシリーズによるが、基本的にはノートなので、あまりかさばらない。

特にベーシックのウィークリーは潔いくらい巻末のメモページがついていない(笑)。

つまり、メモは別の好きなノートと2冊持ちしてね、ということだろう。
2冊持ちしたくない人用に、ノート多枚数タイプがあるくらいなので(笑)。

今はスケジュールをデジタルで管理する人も多いと思うので、「基本的にメモ・ノートがメインだがちょっとだけダイアリーも欲しい」という人には、ダイアリーページに特化しているというのはむしろ使いやすいのではないだろうか。

好みのカバーでカスタマイズしよう

では、逆にデメリットはないのかというと、デメリットというほどではないかもしれないが、もちろんある。

それは見た目がキャンパスノート(大学ノート)であるということ(笑)。

仕事で使うならキャンパスっぽいものよりは、ビジネスっぽいものが良いし(一応ビジネス仕様のシンプルな表紙のモデルもある)、家で使うにしてももう少しかわいいものを使いたいと思う人もいるだろう。

なので、自分の好きなノートカバーをつけよう。

コクヨはこのダイアリーを使うのに便利なシステミックという布製カバーを出していて、これに2冊挟んで使うのは本当にお勧めだ。
2冊挟んだとしてもカバー自体も軽いので、かさばらない。

私も以前、マンスリーとウィークリーバーチカルの2冊を買って、このシステミックに挟んで使っていた。
その後、マンスリーを使わなくなったので、ウィークリーバーチカルとふつうの方眼ノートを挟んで使ったらとても便利だった。

年が変わっても方眼ノートはそのまま使えるため、メモを取るのにページ数を考えずに好きなだけとれるようになった(手帳についているメモページには限りがあるので、結構考えて使う人は多いと思う)。

また、汚れや水濡れが気になる人には純正のクリアカバーもある。
汚れや水濡れはダイニングテーブルやカフェで使う場合、結構気になることがある。

ただ、クリアカバーは見た目は何ひとつカバーされないので(笑)、間に好きな写真やポスター、包装紙的なもの挟むと良いのではないだろうか?
例えばA5版ダイアリーなら、A4サイズを用意すると良い。

他にコクヨのノートカバーで私が気に入っているのは、KOKUYO MEの合皮カバー。

色がきれいなうえ、デザイン自体がシンプルなので、仕事で使っても浮くことがない。
PU合皮なので少々水に濡れても大丈夫そうなところも安心。

今は廃番になっているようだが、トライストラムスの北欧テキスタイルを使ったノートカバーも愛用している。
こちらは布製なので、家の中で使っているが、色柄が明るいので気分もあがる。

仕様としてはシステミックに近い。

コクヨ製以外にも、良いカバーはある
本革のノートカバーをつければ、一気に有名なシステム手帳にも負けないビジネス仕様になる。

軽さに徹底的にこだわるなら、紙製のノートカバーを。

ダイアリーに加え、とにかく分厚いメモ帳と2冊使いをしたいなら、ほぼ日手帳のカバーを利用してもいいかもしれない。

純正のカバーでもいいし、ほぼ日に対応する市販のカバーもたくさんある。

ほぼ日手帳のカバーはもともとデイリー用なので、かなり厚みがある。
中に挟むノートが薄いと逆に収まりが悪いので、文庫本ノートのような厚手のノートを使いたい人におススメ。
(私はかなり前にオリジナルサイズでしか試したことがないので、使いたいノートの厚みを計算して、使えるかどうかを確認することをお勧めする)。

カバーを買う際は、好みでペンホルダーやベルトやゴムがついたものを選ぶと、より利便性もアップする。
その手帳を持ち出すのか、主に家で使うのか、などを考えてカバーも選ぼう。

どういう人におすすめか?

月間と週間を2冊使いしたい人

まず先述のように、マンスリーとウィークリーを2冊使うという方法。

「最初からマンスリーとウィークリーが一緒になった手帳を買えばいいよね?」と思うかもしれない。

でも、別冊にしてカバーに挟むと、マンスリー手帳をカバーから外して、マンスリーを見ながらウィークリーに書き込むという同時使用ができるようになる。
つまり、同じ手帳内で行ったり来たりしなくてよいということだ。

メモがメインの人

「スケジュールは最低限で、とにかくメモがメイン」という人は、多分メモ帳にこだわりがあると思うので、そのメモ帳にプラスするのに、この必要最低限のダイアリーはちょうどいい。

これも先述のように、ダイアリーはその年しか使わないが、メモは年が変わっても使いたいことが多いので、手帳についているメモページを使うと転記する必要がある。

もし最初からダイアリーとメモを分けていれば、年に1度ダイアリーを差し替えるだけで済む。

例えば普段B6のノートを愛用しているなら、A6のマンスリーを1冊カバーに挟んでおくとか。

カレンダーで管理するのが好きな人

手帳を使い慣れていない人のなかには、レフトやバーチカルはピンとこないという人もいるのではないだろうか。

でも、カレンダーに書き込んだことはあると思うので、その感覚で使えるのが、カレンダータイプのマンスリーだ。

特にセミB5サイズはマス目が大きいので、よほど1時間単位でぎっしりアポがあるような人でなければ、かなり使える。

マンスリーの良いところは、1ヶ月の予定が見開き2ページのなかに全部入るので、パッと見渡せるということ。

私もはじめはA5のマンスリーにすべて書くことからスタートし、手帳を使いこなせるようになった。

「壁掛けカレンダーに書くからいいや」と思うかもしれないが、壁掛けカレンダーは持ち出せない。
ノートタイプにすると、好きな場所で書き込んだり確認したりできる。

今すぐ使いたい人には、日付フリーのタイプもある。

まずはシンプルな手帳からはじめよう

手帳売り場に行くと、人気の手帳につい目がいくかもしれないが、結局シンプルなものが一番使いやすい。

最近人気なのは、著名人が監修した手帳だろう。
ただ監修者こだわりの手帳は、自分の考え方や性格と合わない場合、かなり使いにくい。
普段からその人の考え方に賛同しているなら良いと思うが…。

特に手帳に慣れていない人は、ただ数字と線が書かれたようなシンプルなものから始めることをお勧めする。

そういう意味もで、キャンパスダイアリーはお勧めだ。

また、見た目の地味さは上記のようにノートカバーで何とでもなるし、中身もシンプルすぎると思えば自分でデコればよい。

市販品から過剰なモノをそぎ落とすのは難しいが、自分で手を加えるのは簡単にできる。

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