プレピーのインクが出なくなったら

2019年から愛用している、お手頃万年筆プレピー(preppy)。

1年間キャップを締めた状態で保管してもインクが固まらずに書けるという、画期的なものだ。

とはいえ、私の使い方(ほったらかし方)が酷かったせいか、しばらく使ってなかった1本が固まった。

簡単に復活させられるので、書いておきたい。

プレピーのインク詰まりを解消する方法

インクカートリッジ(替えインク)を新品に変えてもインクが出てこない場合、軸先が詰まっているということになる。

なので、湯せんして溶かす作戦。

  1. 本体から軸先・インクカートリッジを出し、さらに軸先からカートリッジを外す。
  2. 軸先についたインクを軽くぬぐって、ジップロックなどのビニールに入れる。
  3. ボウルなどに熱いお湯を入れ、ビニールごと軸先を漬ける。

早ければ1時間ほどで、軸先で固まったインクが緩み、また書けるようになる。

季節や室温によっても多少変わるかもしれない。

用途によって使い分けが便利な万年筆

プレピーは現在3本持っている。

  • ブルーブラック 0.5(中字)
  • レッド 0.3(細字)
  • ブルーブラック 0.2(極細)

本来万年筆というのは、ペン先のサイズがないので、どんなときでも同じ太さで書く必要があった。

ということは、万年筆のほうが書く紙(用途)を選んでいたということになる。

プレピーはボールペンやマジックと同じく、ペン先のサイズが複数あるので、逆に用途に合わせて万年筆を選ぶことができる。

ちなみに、最近、中字と細字はわりと使うが、極細は使ってなかった(今回固まったのもこれ)。

万年筆はどうしてもインクの減りが速いので、頻繁にカートリッジを変えることになる。

同じくらい細い字をたくさん書く場合は、どうしてもインク粘度の低いゲルボールペンのほうを使ってしまう。

でも、書きやすいことは間違いないので、夜の日記用に復活させようと思う。

逆に、中字と細字は、ボールペンで書くよりも筆記線に幅があり、くっきり太字になるので、バレットジャーナルなどでも太い文字を書きたいときに便利。

ちなみにお年寄り向けに何かメモを書いてあげるときも、ボールペンよりも太いので視認性が良いようだ。

ラッションペン系だと画数の多い漢字などがつぶれてしまう…という場合は、プレピーの中字(0.5)のような太めの万年筆を試してみてはどうだろうか?

細字(0.3)は色も選べて、もっともプレーンな書き心地のサイズとなる。

赤を使っているが、しっかり発色するので、目立たせたい字を書くのに重宝する。

印刷物の校正などにもよいと思う。

詳しいレビューは以前の記事からどうぞ。

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