綴じノートは中途半端に使ってしまうと、なかなか余ったページを活用できない。
だが、リングノートの場合は簡単に切り取れる(外せる)ので意外とそうでもない。
中途半端に使ったリングノートを処分しようと思ったとき、白紙のページが多ければ使用済みページのほうをちぎって捨て、別の用途に使えるだろう。
反対に、白紙のページのほうが少ない場合や、使用したページはそのまま残したいがこれ以上使うことはない…という場合、白紙のページのほうを外すとよい。
この記事では、外したページをどのようにまとめて再利用するか、2つのアイデアを書いてみたい。
再びリングノートに仕立てる
リングノートのリングは完全な輪ではなく、切れ目がある(いわゆるダブルリングノートの場合。スパイラルリングにはない)。
このリングを外す専用のリムーバーがリヒトラブから出ている。
これでリングの切れ目を広げて、再利用したい白紙のみを外し、再びリングをとじる。
外した紙は、他のリングノートに追加したり、他の不要なリングノートと中身を入れ替えたりすればそのまま使用可能だ。
ロルバーンのファンはわりとこの手を使っているのではないだろうか?
ただし、リングノートはメーカーやブランドによって穴の数やピッチにいくつかの規格があるので、まずはそれが一致しているかどうかを確認しよう。
6穴の(システム手帳)リフィルにする
リムーバーも持っていないし、他に移すノートもないという場合は、システム手帳のリフィルにしてしまうという方法がある。
まずなるべくきれいにリングからちぎっていこう。
次にちぎったリング穴の部分をカッターやハサミで切って落とす。
そして、システム手帳のリフィルと同じ6穴をパンチする。
システム手帳専用のパンチを使えば簡単だ。
A5のノートなら、システム手帳に追加すればメモとして使えるだろう。
難点は、本来のリフィルより少し幅が小さくなること。
私は、これをデスクで使う使い捨てのメモにしている。
ネットを見ていて、ちょっと何か書きつけたいときや、何か計算をしたいときなど、わざわざ手帳に書くまでもないが、数日や1ヶ月くらいは残しておきたいかも…というレベルのメモ。
あるいは、書いてすぐ誰かに渡すメモなど。
また、もし普段からシステム手帳を使っているなら、必要なメモはしばらくそのシステム手帳にはさんで持ち歩くこともできる(必要がなくなったら外す)。
方法は使うアイテムによって3つある。
アシュフォード リフィルパッド
リフィルパッドは、リングと底板(裏表紙側)だけという、いわば「表紙のないシステム手帳」。
市販のメモパッドと同じく表紙がないので、ふつうのシステム手帳のようにカバーを開ける手間がなく、家で使うにはとても便利だ。
両面に書くにはあまり適していないが、メモなので常に右ページに書くという片面使いでもいいのではないだろうか?
「それなら市販のメモパッドや、反故紙(裏紙)をクリップで挟んだものでもいいのでは?」と思うかもしれない。
だが、メモパッドやクリップで挟んだ紙は、常に新しい紙が一番上に来るようにしておかなければ書きづらい。
リフィルパッドにはリングがあるため、すでに書いた紙を簡単にめくるだけで次のページに書きこみやすい。
つまり、しばらく残しておきたい紙はわざわざちぎったりしなくても、そのまま残しやすい。
特にこれが電話をしながら、片手でもできるのはかなり便利が良い(例えばクリップどめのメモの場合は、電話で話しながら、クリップをとめなおすという作業が発生する)。
もちろんシステム手帳のリングなので、書いた後で順番を入れ替えることも可能だ。
サイズは、A5とバイブル、ミニ6、ミニ5がある。
特にA5は、A4の反故紙を半分にカットして挟むのにもちょうどよい。
エイチ・エス システムバインダー
こちらもシステム手帳系のアイテムで、プラスチックの表紙2枚と、連なった6つのリングという形状。
それなりの硬さの表紙・裏表紙がついているので、他のノートなどと同じように立てて収納できるし、背表紙がほとんどないのでかさばらない。
こちらはごくふつうのシステム手帳と同じ感覚で、リフィルの両面に書くことができる。
リングノートのように完全に360度表紙を回せないのが玉に瑕(「ほぼ」回せるが)だが、とにかく軽くて取り回しがよい。
また、こちらも表紙が不要なら外して使える。
ただし、リングの留め方がやや独特なので、慣れる必要はあるが…
サイズはA5とバイブル、ミニ6がある。
私は不要になったB6のリングノートを解体して、バイブルサイズのものにとじている。
当然紙が少しはみ出すが、どうせデスク用のメモなので気にしていない。
気になる場合は、表紙のサイズにあわせて紙をカットすればよい。
ルーズリング(システム手帳用の6穴)
正式な名称がよくわからないのだが、システム手帳の6穴のピッチで3つのリングが連なったものがAmazonで買える。
パンチした穴に通すだけというシンプルなものなので、ある程度紙の量があるなら、これでもいいかもしれない(紙の量が少ない場合は、硬い紙で表紙を作ったり、システム手帳のリフターを表紙がわりに使うことをお勧めする)。
リング内径が25mmと大きいので、200枚近くの紙をとじられるのではないだろうか?
A5とバイブルサイズでは、同じ6穴でもピッチが違うので確認して買おう。
上記リンクはA5用。
実はリングノートでなくてもOK
リングノートの再利用ということで書いたが、実は綴じノートを「処分する」場合なら、余ったページをカットして、同様に再利用することができる。
ノートだけでなく、使わなかった手帳などでもいいだろう。
ノートや手帳の紙は、やはりメモパッドや反故紙(コピー用紙)よりも高級で、書き心地がよいものも多いので、あまりにたくさん残っているともったいないと感じてしまう(笑)。
ひと手間かかるが、そのまま捨てるにしのびないと思えるノートがある場合は、ぜひ試していただければと思う。
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